まず、運動嫌いな方や運動をする前に色々と
自分に理由・動機付けが必要な状態の方向けに、お伝えしていきたいと思います。
・運動をしないといけないとは考えている
・運動をする上で、注意しておきたいことを知らない
というような状態にある方です。
運動と言っても、幅があるということであり、
最初に、知っておいた方が良いことをお話していきます。
まず、
一番広く、運動というコトバを私なりに定義してみますと、
『日常生活を送るうえで最低限に動くこと』
という事ができると思います。
では、続いて運動が身体に与える負荷という意味から区分けしていきましょう。
・日常生活を送るうえで必要なレベル
お風呂に入る、トイレに行く、ご飯を食べる、歯を磨く、顔を洗う、手を洗う、着替える
などなど
・日常生活を送る上で必要ない身体活動
散歩、体操(動的ストレッチを含める)
階段上り下り、早歩き
自重で行う筋肉トレーニング(腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットなど)
・各種スポーツ
国民的スポーツの卓球、ボーリングからマラソン、トライアスロン、10種競技など
筋肉への負荷の大小、全身の筋肉を満遍なく使うか否か、心肺機能への(強度と時間)
の大きさの違いがある、ということです。
「私は、運動をしています」 という方には振り返りになり、
「運動不足なので、運動しないといけないんですが、何からはじめれば良いのか?
見当がつかなくて」という方には、キッカケを持ってもらう整理になりましたか?
ここで、知っておいていただきたいのが、
運動をそういう観点で考えたことのない人にとって、運動とは
学生時代の体育の時間に行う活動レベルのことをさす、と漠然と思っているのでは
ないですか?ということです。
そこで、私からのご提案は、
まず、運動とは破壊と言っておきたいと思います。
積極的に破壊するから、新たな創造が生まれ身体の代謝が進む、とでも言っておきましょう。
破壊→材料補給→創造 が 運動→栄養補給→休養による創造 ということです。
・破壊=運動 による筋繊維を始めとする、(各細胞の)様々な破壊
・補給=栄養 とは食事を中心とする、飲料補給含めた外部からの材料仕入れ
・創造=休養(主に睡眠)です。寝ている間だけではありませんが、
身体の新生(新陳代謝)が起こり、創造されます。
年齢や体力には個人差があります。高齢者の方の場合、その年齢になるまでの環境や
お仕事によって。
小学生・中学生であっても、運動好き嫌いとか、様々な身体的要因が影響していて、
自分にとっての運動と言う意味は、バラバラになっているのです。
となってくると、「今の」身体に応じた負荷の強弱、とその習慣の継続度合い
が健康な身体つくりとしての運動の捉え方とご理解できると思います。
だから、今の身体の状態を把握することがスタートであり、
フルマラソンを難なく走れる体力の方と、10分の散歩で疲労する方との
運動という負荷は違います、ということです。
①自分の体力にあった運動を選べること
その為には、体力の把握が大切です
まずは、できるだけ健康診断を受けてください。会社勤めでないと、検査をしていない
方も多く、健康と思っていても運動できる身体ではない可能性があります。
血圧以上はないか?血液・尿検査の結果に異状はないか?肺レントゲンの結果は?
などなど、運動できない身体の場合、知らずに運動してしまうと危険です。
では、次回は運動スタートのお話をしていきます。