存在(魂)として

人生の目的と意義について誰もが知っておきたいこと Vol.5

では、いよいよ真骨頂に入っていく
ことになりますネ。

前回では、人生のテーマ(成長課題=目的)
ミッション(貢献すると決めてきたこと)

について触れました。

このふたつを掘り下げてお話する前に、
お伝えしておきたいのが、

「自分らしさ」というコトバです。


あなたは「自分らしさ」と聞いて、
どんな印象を持ちますか?
どんな感情が湧きますか?


『そんなの甘ちゃんの言っていること』

『自分らしくなんて、仕事で通用しないよ』
『大体、相手がいる場では相手の言動に
反応するのが
人間なのだから、
いつも自分らしくなんて意識してられない』


などと思うでしょうか?
そのお気持ち、よーーーく分かります。

お金を稼がないと大多数の人が生きて
いけないのですから、

どんな手段でお金を稼いでいるにせよ、
大なり小なり、

そう言いたくなるのは分かります。
(そうではなく、本当に
自分らしくだけ
仕事をして、悠々自適に生きている方々も
存じていますが)

でも一方で、
今では、ごく自然に、TVや雑誌などの
メディアで「自分らしく」

という言葉は、頻繁に使われています。

今これを読んでおられる方は、40代、50代
の方が中心だと思いますし、

「自分らしさ」という言葉に違和感満載な方
いらっしゃるかもしれません。

それは、この世代が育てられた昭和の時代は、
自分らしさとかよりも集団生活、
皆と同じことができるように

なるのが先決かつ個性を磨くとか、
公の場で意見を述べるという教育を
受けて
こなかったからです。

その時の価値観は、日本社会の成長発展期
であり、
国民が経済成長を標榜し、
皆働きまくって成果を手にすることが可能で、

それでもって幸せになれるという
価値観でした。

それが機能的であり、否定する
どころか賞賛に値する面もあります。

私を育てた両親の世代となると、
昭和初期の方々になります。


この時代になってくると、世界大戦経験者が
出てきます。

国単位での勝負、略奪、領土の奪い合い
というのが日本でも
繰り広げられていた時代。

自分らしさとは恐らく程遠い価値観。
(各自の内面にはあったかもしれませんが)

日本国民として、一致団結して他国の侵略を
阻止するのが
自分の命の有無を左右する
環境だったはずです。


ですから、その時と今とでは
自分が存在する環境が
大きく
異なっているのです。


そんなこと、当たり前過ぎて、
意識もしないし、
生きている前提やお国柄、
全体の世の中の価値観の変化、
推移とか、
あまり意識していないのではないでしょうか?

こうして、自分のいる環境からの影響を
無意識に受けている
スタンスなのか?

そうではなく、
実は魂レベルでは、自分の目指す成長
のために選んできている
と意識している
スタンスなのか?によって、
起こる現象に対する
解釈や自分の吸収の
仕方が違ってくるのです。


ここまでの事を踏まえて、
もう一度「自分らしさ」という言葉を
見てください。

フワフワしたものでは なくなって
きましたか?

さてでは、
今の令和の時代では、この「自分らしさ」
という言葉に違和感を
感じる人の方が
少なくなってきているのではないでしょうか?

昭和時代の一辺倒な価値観、大半の人が
同じ価値観を共有することのできた時代と
令和では前提条件が相当違うのですね。

私の現時点での「自分らしさ」というものは、
魂の本質的な特徴を理解し、

自分が事象に対して、どんな反応をするのか?
を論理的思考を外して、
感覚的に受け取る
ことによって、見えてくる個性です。

 

起きた出来事や人とのコミュニケーション
において、自分のとった
言動。

これを後で落ち着いて、内省することで
見えてくる自分の傾向です。
 

その傾向を理解、把握して日常で
意識するように生きる。


その生き方によって、
自分と一致感があり納得感がある言動に

よりなっていく。

また更には、自分だけではなく周囲にも
プラスの影響が出るような
言動に
バージョンアップさせていけるように
自分を磨く、のも
「自分らしさ」の中に
入っています。

 
スピリチュアルな前提として
どの時代、どのタイミング、どの国に 
生まれてくるか?

ということも決めてきており、

ひとりひとりが異なる魂なので、
その魂の望む成長のテーマ、

課題を克服し、貢献のミッションを行うこと
のできる
環境(時代、国、地域、両親、
兄弟などなど)を
選んで生まれてきている
からです。

そして、今の日本に恐らくあなたはいます。
日本のどこで、どんな活動(お仕事)をして、
どんな人と
関わりをもって、
生活をしていらっしゃいますか?

その生活は、満足のいくものですか?
 

ストレスフルですか?

自分の望んでいる形(生活スタイルや
時間の使い方)ですか?
学びはありますか?

成長はありますか?


充実感・一致感はありますか?


安心感はありますか?

生活への不安はありませんか?

 

前回の投稿の最後に書きましたのが、これ。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓
___________________
一回きりの今世。
取り戻せない時間(これだけは今の所、
何兆円積んでも無理)


だから、片道切符の人生を誰からも
左右されず、自分らしさ、

というしっくりくる感覚を友にして生きて
活かして欲しい

と思います。切に。
___________________

この中で示されている「自分らしさ」
という表現。


と、その表現の意味すること。
そして、その先にあるしっくりくる
感覚を友
にして生きて活かしていくということ。

その手段は誰にでも用意されていて、
その気になれば、いつでも
手に入りますし、
知ってか知らずか?実践している人も
年々増えている
と思います。

自分らしさについて、もう少しいきましょう。

日本の場合、ほぼ全員が小学校に入学し、
定期的にテストがあり、点数がつけられます。
点数は評価と優劣の意識を芽生えさせます。

テストの点数や体育で運動のできる子は
優れているけど、
できない子は劣っている、
という枠の中にいる訳です。

それが人間評価にもなっていたと思います。
ある一定の期間内に、どれだけ記憶して
アウトプットできるように
なるかどうか?
が問われるだけの側面に過ぎないのに。


 

また音楽や芸術系の科目についての先生や
周囲の評価が低く、
(つまり、これらが
できても大人になって生活できるようには

なりにくいと判断されている)
せっかくの才能の目を摘んできた
とも考えられます。

類稀なる才能を感じさせる子でないと、
そちらの道に進むような指導は
されなかった
と思います。

昭和から平成になり、平成の中期頃から
今まで、感じていても
声になっていなかった
価値観が世の中で言われだしました。

ひとりひとりが勝者。アイドルの歌が
流行りました。

NO.1にならなくても良い。
そもそも、ONLY1なんだよ、と。

世の中を一人の人間として捉えるなら、
日本社会が敗戦から復興して、

経済的に躍進した時代背景と少子高齢化が
未曽有の世界最速スピードで
進み、
経済も停滞あるいは下降気味が30年も続く今。
(日本以外の先進国は
軒並み伸びている)


幼少期から思春期、青年を過ぎて老化現象や
機能が衰えてきている今。

一人の人間の人生の時期に応じて
成長や生き方、
役割が変化するのと
同様に社会も
変化してきたのです。
このブログは、ひとりの人間として
の成長
をテーマにお役に立てれば、との
思いで書いていますが、


世の中の流れや動き、
日本社会や世界の動きとの兼ね合いなどを

全く無視していては、自分の成長の機会を
最大化し損なうのではないか?


と思っています。

先にも触れましたが、
この国に生まれた理由、生まれた年月日、
場所、両親兄弟姉妹含めた環境、
を全て偶然ではなく学ぶために、
成長するための絶好の最適な環境を自分で

与えているとしたら?


あなたは、どう感じるでしょうか?


私も以前、この話を聴いた時は、逆境の中、
もがき苦しみ自分の限界を
超えて心身ともに
病んだ後でした。

もし、心身を病む直前に聴いていたとしたら、
発狂したかもしれません。

それ程、受け入れることができない
考えでした。

こんなに苦しい、死にたいと毎日考えている、
生きている意味なんか
もう見当たらない、
人生でやり残したことはないのでは?


夢も希望もなくなった、
絶望という言葉の意味がしっくりきた、


生き甲斐も何もなくなった
(それでも死ななかったのは、一人娘が

望んでいる大学に行かせてあげ、
自立するまでは生きよう。


そして、自立した時の妻の笑顔が見たい
という父親としての
責任感と
妻への愛情でしょうか(笑))

などなどの思い・考えに支配されていた
からです。


タイミングがずれていたら、否定していた
と思います。


今となっては、この時期を過ぎた後だった
からこそ、生まれてくる前に

全てを決めてきており、成長の為に
生まれてきている、

という考えを受け入れる事ができました。

「自分らしさ」が分かって来れば来る程、
自分にとっての
「人生の成功」が見えます。

他者や世間、本、マスコミ、SNSで
言われている成功と自分の成功の違いに
ブレなくなります。

自分の成功に進むことが生き甲斐となり、
大きな成長を果たすこと
でしょう。

日本で学校教育を受けて、
周囲の大人たちやTVで流れてくる情報を

耳に入れてきた人は、ほぼ共通して「成功」
というのを
以下のように考えている
のではないでしょうか?

ですが、
成功から成長へとマインドシフトすることで、
根本的な変化が起こると思いますので、
まとめてみました。

①競争に勝つことが成功
→やがて果てしない競争へ続き、
成功し続けられない限界を迎える。

勝利の喜びは常に続かず敗北の恐怖と
不公正な戦いを仕掛ける

精神の荒廃も招きかねない時期。


②他者との競争ではなく、自己との競争
に勝つ(目標達成する)のが成功

→他人の目による評価から、
自分らしさの表現へ。

同時に喜びの質も奪い合いから共有と
高めあいへ成熟していく。


③自己との競争(目標達成)への
限界の訪れ→目標達成しても、
達成後の
目標設定が待っていて、喜びが続かない。


延々と続く設定に意欲の限界が来る。

自分のリソース(時間、経済力、労力)に
限りがあるため、
設定できる
目標にも限界がくる。


④この限界が臨界点に達すると意欲の転換
が起こり、
ブレイクスルーがやってくる
→目標達成する意欲の源泉である
欠乏感から視点が変わり、生あるものとして
の命への感謝という
原点回帰が起こる。

⑤そこからの目標設定は、過程を満喫し
取り組む中で起こる成長が

喜びだと気付くのです。

目標が達成されなくても、されても
成長は起こっているので、
果てしない道も成長ロードとなる。


⑥最後に成長して理想とする人物になる、
あるいは限りなく近づく
というゴール設定
(これも目標設定思考です)からも卒業する

先にある姿を追うのではなく、
1日1日を成長することが生きるという

本質なのだと理解する。


別のブログで書きましたが、肉体の命は
有限であり、
いつか̪死が訪れることは
知っています。

それはいずれ、いつか、
ではなく今日かもしれないのです。

だから、死の瞬間、
人生を振り返るだろう時に、

過ごしてきた人生に感謝するだけでなく、
生まれてきた、

命を授かったことに感謝できる
(そして、それなら、
たった今からでも
感謝する生き方もできる)のです。

 
ここまでをもって、「自分らしさ」に
ついてお話させていただきました。


 

ここから、人生の目的と貢献のミッション
について、
お伝えしていこうと思います。

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